実寸法師を導入した目的は?
「実寸法師」は平成5年頃から導入しています。
NCプラズマ切断機を導入した際、純正のCAD・CAMを使っていたのですが、スピード性能に不満がありました。その時、メーカー企業に紹介していただいたのが、「実寸法師」でした。CAMの性能は基より、CAD部分も画期的なスピードと、使いやすさに驚き、すぐに設計部の中心的なソフトとして採用することにしました。
現在に至るまでかれこれ30年近く経ちましたが、まだまだ社内に増設予定です。
蒸気ボイラーや温水ボイラー製造をはじめ、製缶から精密板金まで幅広く対応する千葉県野田市の製造会社です。
長年培った金属加工に関する知識を生かした「技術力」をもとに、難易度の高い製品のご依頼にも柔軟に「発想力」で対応し、最新の機械を導入した「設備力」でスピーディーに高品質な製品を製作しています。
「実寸法師」は平成5年頃から導入しています。
NCプラズマ切断機を導入した際、純正のCAD・CAMを使っていたのですが、スピード性能に不満がありました。その時、メーカー企業に紹介していただいたのが、「実寸法師」でした。CAMの性能は基より、CAD部分も画期的なスピードと、使いやすさに驚き、すぐに設計部の中心的なソフトとして採用することにしました。
現在に至るまでかれこれ30年近く経ちましたが、まだまだ社内に増設予定です。
「実寸法師」で出来ることが多すぎて、全てはご紹介出来ません。
CAD機能は当然のように出来ますが、時には文書作成・社内ポスター作成にも使用したり、カード機能を使って見積の積算まで対応できたりします。
製缶・板金業界は、規則性の無いものづくり依頼がたくさん来ます。ご依頼図面は、どんな形なのかの理解から始まり、どうやって組み立てていくかをいかに素早く理解していく所から始まります。
OLE貼り付け・3D表現を駆使し、全体像を把握し積算しますが、鉄板や鋼材もどんどん描いて、イメージしたモノの材料費をあっという間に計算してくれるので圧巻です。
「実寸法師」は機能が多く便利ですが、人間の脳と同じで機能の30%程度しか使ってないのが現状です。折角なので欲張って全部の機能を使いたいと思いますが、説明書を読んでも理解出来ない機能があります。
リモートサポートで不明点を問い合わせることがありますが、時には理解スピードが付いていけず、忙しい時などは後回しにしてしまう時もあります。
出来ればサポート時間外の時でも理解したいので、機能別の解説動画を製作して頂き、いつでも勉強出来る環境があれば…と強く希望します。
昨今は、2次元の図面が理解出来ない人が増えていると思います。雇用する際も未経験者が多く、一から図面の描き方を教えていきます。
しかし、頭の中で製作物を想像し図面化するのは、未経験者にとって難しくなっています。「実寸法師」の使い方はやさしい方だと思いますが、未経験者がもっと理解しやすく、2次元図を描きながら3次元図イメージを描写出来るツールがあれば、もっとスピーディーに理解出来るのではないかと思います。実際、弊社の新入社員は3次元CADで理解し、同時に「実寸法師」で図面が描けるようになるよう教育しますが、以前より理解スピードが速いです。
また、現場製作者も2次元の図面を理解するまでに時間がかかり、なかなか100%は理解出来ないことが多いのが現状です。勘違いによる製作不良、駆動部に干渉不良等がまれに発生することがあります。「実寸法師」に3次元的要素がプラスされることで、設計者や製作者が事前に不良箇所に気づく事が出来れば、大きな利点になると思います。材料費の積算漏れも防げるのではないかという期待も大きいです。